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劇団HOTTYうずら 団員日記
稽古日記から個人日記まで、なんでもアリの団員日記
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 「普段、何してるの?」とかたまに聞かれる。余りに面倒なので「ニートです。ネトゲ廃人です。ニコ厨です。」のいずれかを即答することにしている。まぁ、それでウヤムヤに出来るほうが稀だが。
 「芝居をやっています。」と言う。「あ~なるほどね。」と言われる人と、「えっ、お前が?」と目で言われる人がいる。僕はもちろん後者だ。
 芝居に限らず日常生活のあらゆるところで僕の感情の波は緩やかで、デフォルトが低に設定されている。らしい。何故だろう。
 芝居を始めた頃はそうでもなかった気がしないでもない。それすら遥か昔の話でよく覚えてないが。キヨシの過去とか、どーでもいいことは何故か良く覚えてるのに。
 人間の記憶なんて余りに曖昧で、昔話をしたりすると、あの頃の感動が薄れていたり変わらなかったり、そのどちらにも驚いてしまったりする。
 スナフキン先生は土産を買わない、写真を撮らない、最低限の物しか持たない。大切なことは忘れないように、色褪せないように、瞬間をガッチリ記憶しているそうだ。
 思い出を形にすると両手じゃ持ち切れなくなるそうだ。旅人ならではですね、先生。
 僕が実践するとただのモノグサで、面倒なだけだろ、とか思われるんだろうなぁ。
実際そうだし。
 話が二転三転して戻さず四転させてみるが、実は忘れないことより忘れようとするほうが遥かに難しい。
 忘れられるもんなら忘れたいよ。なんて思うことは結構あったりする。もしかしたら忘れないようにしたいことより多いのかもしれない。
 どちらにせよコントロールできない記憶だけで生きてる僕だ、ということぐらいは覚えておこうかな。覚えていられれば。

幹事:佐藤
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